6.画像をぶらし、流し撮りにする。
ここで、ぼかし機能の一部である、「放射状ぼかし」と「移動ぼかし」を使用して、E2系があたかも高速で疾走しているかのように見せます。
鉄道写真ではたいてい、ライトにピントを合わせますので、ライト周りを多角形選択ツールで選択し、その選択範囲を反転させて、選択した場所以外の場所を選択しているようにします。
そうした上で、[フィルター]メニューの[ぼかし]にある、[ぼかし(放射状)]を使用して、微妙にズームしているように見せます。数値は15程度にしました。この数値も各自で少しずつ変えてみて、しっくりくるようにしてみてください。また、ズームの中心がずれないように気をつけてください。この場合は中心は前照灯です。
ここまでで作った画像が右の一番大きなものです。
さらに、移動感を強調するために移動ぼかしをかけますがそのままかけるとすべてぶれてしまうので、それを防止するために再び、今度は先頭部分を多角形選択ツールで選択し、先ほどのように反転させ、こんどは[フィルター]メニューの[ぼかし]にある、[ぼかし(移動)]を使います。2度に分けてぶらしました。移動量はともに10、角度は列車の走行している線と平行になるように設定してください。2度目のぶらしは1度目のぶらしの選択範囲よりもさらに大きく選択して反転させます。
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