SIMULATION GAME, RAILROAD MANAGEMENT, URBAN DEVELOPMENT
THE 21ST CENTURY

雰囲気のあるスクリーンショットを作るまで

1.SSを撮る。

 まずはSSを撮ります。SSの撮り方は、A列車のウインドウをアクティブにしたあと、[Alt]キーを押しながら、[Print Screen]キーを押します。こうするとアクティブなウインドウをキャプチャーすることができます。[Alt]キーを押さないと画面全体がキャプチャーされてしまいますのでご注意ください。
 キャプチャーしたイメージはクリップボードに保存されます。

 各画像で、リンクが張られているものはクリックすると大きく表示します。

2.画像加工ツールに貼り付けます。

 キャプチャーしたイメージを画像加工ツールに貼り付けます。

 私はAdobeのPhotoshopを使用しています。さまざまなプラグインがあるので、非常に便利なソフトです。給料かなり吹っ飛びましたが。

 結構お値段が張るツールですが、それだけの価値はあります。アカデミック版やLEという廉価版も発売されています。

3.適当なサイズにトリミングします。

適当なサイズにトリミングします。[MENU]と右下にある画面ポインタはちょっと邪魔なので避けてトリミングしてしまいます。夜間のシーンであれば、この二つの角から伸びている薄い黒い線もあまり気になりませんので、いれてしまっても問題はないのではないでしょうか。

4.室内灯を強調する。

まず、窓の部分を多角形選択ツールで選択した後、その部分だけ明るさを上げます。レイヤーを分ける必要はありませんが、私はいつもの癖で分けてしまいました。明るさを上げたのが右のスクリーンショットです。これで室内灯が強調されました。

5.前照灯を点灯させる。

ここで前照灯を点灯させてみましょう。といっても元々ついていますのでここでは本当に点灯しているようにまぶしくさせてみましょう。

Photoshopについているプラグイン「逆光」([フィルター]メニューの[描画])を使用します。そのままでは明るすぎますので明るさを調節します。同じところにいくつ灯があるかで判断してください。E2系新幹線電車には4つ、灯がついていますから、1つあたりの明るさは10%にしました。今から考えるともっと強くてもよかったかも。

 このウインドウは拡大できないので光源の位置の設定は難しいかもしれません。何度も試行錯誤しながら位置を調節してください。

 ちなみに、レンズの種類を50-300mmズームにすると、シールドビームのライトに描写が近くなります。105mmにすると、最近多用されているHIDに近くなります。

 6.画像をぶらし、流し撮りにする。

 ここで、ぼかし機能の一部である、「放射状ぼかし」と「移動ぼかし」を使用して、E2系があたかも高速で疾走しているかのように見せます。

 鉄道写真ではたいてい、ライトにピントを合わせますので、ライト周りを多角形選択ツールで選択し、その選択範囲を反転させて、選択した場所以外の場所を選択しているようにします。

 そうした上で、[フィルター]メニューの[ぼかし]にある、[ぼかし(放射状)]を使用して、微妙にズームしているように見せます。数値は15程度にしました。この数値も各自で少しずつ変えてみて、しっくりくるようにしてみてください。また、ズームの中心がずれないように気をつけてください。この場合は中心は前照灯です。

 ここまでで作った画像が右の一番大きなものです。

 さらに、移動感を強調するために移動ぼかしをかけますがそのままかけるとすべてぶれてしまうので、それを防止するために再び、今度は先頭部分を多角形選択ツールで選択し、先ほどのように反転させ、こんどは[フィルター]メニューの[ぼかし]にある、[ぼかし(移動)]を使います。2度に分けてぶらしました。移動量はともに10、角度は列車の走行している線と平行になるように設定してください。2度目のぶらしは1度目のぶらしの選択範囲よりもさらに大きく選択して反転させます。

7.前照灯の照らしている範囲を表現する。

 次に、前照灯の照らしている範囲を表現します。まず全体を選択して、複製し(レイヤーを別にします)、複製したほうに、[フィルター]メニューの[描画]にある、照明効果を使用します。うまく車両の前方の地面にライトが当たるように設定して下さい。

8.暗くなっている部分を取り除いて…

 次に暗くなってしまった部分を消します。ケシゴムを選択し、ブラシにして下さい。流量と透明度をそれぞれ50%に設定します。ブラシの大きさは私はこの場合は200にしました。そして、前照灯の照らされているところとそのほかのところの境界に違和感が出ないように、照らされているところ以外のところを消していきます。またライト部分が少し暗くなってしまってますので、小さめのブラシにしてここも消しておきましょう。そして完成です。